ワンポイントレッスン |
■「花火の撮り方」 夏本番を演出しよう。 「花火」を撮る時のコツをいくつかあげたいと思います。 道具 |
絶対に三脚があるほうが良いです。 ただ、花火大会に三脚を持っていくのは大変・・・と言うのが本音。 その場合はカメラの位置を固定することが大切なので、 台のようなものの上に置いて撮るか、しっかり脇をしめて 息を止めてシャッターを押すのがポイント。 |
写真を撮る位置 煙でかすまないように風上に立つこと。 デジカメのモード設定 最近のデジカメには花火撮影モードがついているので、それを使うのが一番良いのですが、花火撮影モードがない場合はマニュアルモードで以下の設定をするのが良いです。 感度=できるだけ低く。 (感度を上げると花火以外の部分まで明るく見えてしまいます) シャッタースピード=4〜8秒 絞り=F8〜11 実際の設定方法は、使っているデジカメによって異なるので、デジカメの説明書を見て設定して下さい。 フラッシュは効果が無いので発光禁止。 シャッターを押すタイミング パーンと花火が開き始めた辺りでシャッターを切るとタイミングがちょうど合います。 開ききったと同時にシャッターを押してしまうと、花火が散っていく写真が撮れちゃうので、ちょっと早いかな?と思うくらいがちょうど良いでしょう。 さあ、心ゆくまで花火とカメラをお楽しみ下さい!! 何回もシャッターを押してみてください。そして自分でタイミングを掴んでください。 大切なのはとにかくシャッターを押すタイミングです。 これさえ掴めればきれいな花火の写真を撮ることができます。 何度もシャッターを押しるうちにタイミングもつかめて、 きっと花火大会クライマックスには何枚かお気に入りの写真が撮れるはずです。 みなさんも、今年の夏は是非これだ!と言う一枚を撮ってみて下さい。 |
■「桜の撮り方」 春爛漫を演出しよう。 「桜の花」を撮る時のコツをいくつかあげたいと思います。 |
桜の花全体を撮る時は、青空をバックにするようにしましょう。 曇り空をバックにすると、きれいな絵になりません。 曇りの日は緑の葉や、色の違う花などを背景に選んでください。 (マウスポインターを画像の上に合わせてみてください。 画像が変わります。) |
アップで撮影するときは コンパクトデジカメならマクロモード、 一眼レフデジカメならマクロレンズを使用しましょう。 アップにする場合も、多くの花を入れるのではなく、 できれば主役を選びましょう。 花の咲き具合がよく、傷などのないものを選ぶことです。 |
主役の花は、真ん中に配置しないようにしましょう。こうするといわゆる「日の丸写真」となってしまい、変化に乏しいので、 できれば、左右上下画面の3分の1程度のところにずらすと、きれいな構図の写真に仕上がります。 |
綺麗に咲いている桜を見るとつい画面いっぱいに 桜の花を撮ってしまいがちです。 これでは単調な写真になり面白くないので青空と桜の配置を 考えながら撮ってみましょう。 左の写真のように青空をサンドウィチのようにはさんだり、 ドーナツのように真ん中の空を開けてみたり 色々挑戦してみましょう。 |
最近は、ライトアップされた夜桜を各所で見ることができるます。夜桜は、三脚とか大型ストロボが必要?とか手持ちではブレるんじゃない?と考えてしまいがちですが、そんな時には、ISO感度を高くしたり、あまりズームを望遠にしなかったり、手ブレ補正の機能があればそれをONにし、構え方をしっかりする。これだけで、手ブレや被写体ブレをずい分防げます。 |
左の写真はホワイトバランスを蛍光灯に、右の写真は太陽光にして撮ってみました。 オートで自然な色にならない時は、ホワイトバランスを変更してみましょう。 |
撮り時としては、まず七〜八分咲きの頃がお奨め 何と言っても外せないのが満開の時。 もうひとつぜひ狙いたいのが、桜が散った後の地面に積もった花びら。 今年は過ぎ行く春を惜しむ写真にも挑戦してみましょう。 |
■「紅葉の撮り方」 紅く染まった葉を逆光で透かして撮ればさらにキレイ。 逆光で、葉の裏側から光が刺し込むように撮ると葉が透けたようになり、とてもキレイに写ります。 逆光:撮影者からみて被写体側に太陽があること 順光:撮影者の背後に太陽があること 太陽を直接構図に入れると、画面が白くボヤけてしまいます。 直接レンズに太陽が入らないように気をつけましょう。 |
少し離れて望遠で撮ると背景がボケて被写体の葉が引き立ちます。ブレないように気をつけましょう。 |
イチョウなどの黄色い葉は、順光のほうがきれいに撮れるでしょう。 |
■ ホワイトバランスを合わせよう ここでデジカメ撮影のときの重要なポイントをお知らせします。それは、ホワイトバランス。ちょっと耳慣れないことばですね。 これは、屋外や室内のあらゆる撮影シーンでキチンとした色バランスで記録するための設定ボタンだと考えてください。 外などはオートでかまわないのですが、結婚披露宴の会場とか、レストランの中など、 白熱灯で照らされた屋内での撮影では、ホワイトバランスが重要になってきます。 人間の眼では普通に感じる光でも、カメラはとても赤い(赤黄色)と感じているのです。 それをもとに画像データを記録するのでとても色バランスの偏った写真になります。 |
ホワイトバランス機能を使えば、カメラが自動でバランスを調整してくれます。それで思い通りに仕上がらない場合やさらに手を加えた仕上がりにしたい場合、モード選択してみましょう。 |
Point:曇りのときは、青っぽく写るのをふせぐため赤いフィルターがかかり、電球の
下では、その逆の現象が起こります。 まめちしき:夕日を撮るとき、曇天モードにすれば、夕日の赤さをより強調することができます。 |
■「オートフォーカス」とは? 「オートフォーカス」とは自動でピントを合わせてくれる機能です。 オートフォーカスでは、ピントは画面の中央に合います。そこで、ピントを合わせたい被写体を、 画面の真中に持っていくようにすることが大切です。 ピントを合わせたいものが画面の中央にきたら、シャッターを押しきらないで、半分だけ押します。 そのままの状態で、ピントが合ったら無理せずシャッターを押します。 |
右の写真の場合は、まず若葉にカメラを向け、シャッターを半押しします (ここで葉っぱにピントが合います)。 そのままカメラを左上に動かして他の風景を入れると、 葉っぱにピントが合ったまま風景も撮れます。 |